氏名 : 正木 豊久 (2806)
所属 : 大野研
題目 : 単軸圧縮を受けるWiariePhelenBubblesの巨視的不安定解析
概要 :
固体材料を発泡化して作られるフォーム材料は,軽量かつ高比強度であり,サンドイッチパネルのコア材としてなど構造部材としての利用が期待されている.フォームは圧縮負荷を受けると微視構造に座屈が生じ,巨視的な強度は大幅に減少する.また,緩衝材として用いる場合には,エネルギー吸収特性は座屈によって決定する.このためフォームを用いた製品設計には,座屈の発生メカニズムを理解することは非常に重要である.これまでフォームの変形挙動に関する研究が行われており,ケルビンセルなど様々モデルが考案されてきた.そこで,本研究では新たにWearie-Phelan Bubbles
を用いてモデル化されたオープンセルフォームの座屈挙動を調べる.有限変形の均質化理論と巨視的不安定条件を考慮した有限要素解析する.負荷条件として[001]方向だけでなく[011]方向や[111]方向への単軸圧縮を考えた.また,Gibson-Ashbyによって提案された実験結果に基づく理論値と比較し,妥当性の検討を行った.さらに,ケルビンセルを用いた解析結果との比較・検討を行った.
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