このスキームを高次化する方法 としては、時間刻み幅を変えながら、もとのスキームを繰り返し適用することにより 高次のスキームが得られる、Composition Methodによる高次化が考えられる。しか し、Composition Methodにより3次以上のスキームを構成した場合、負の時間ス テップが必然的に含まれることになり、これがスキームの持つ散逸性を崩してしまう 恐れがあることが指摘されていたが、これまで明確な検証は行われてこなかった。
本発表では、いくつかの散逸スキームに対して検証を行った結果を示す。