有限要素法による構造解析では、正定値対称行列を係数とする 連立一次方程式の解を求めるのが計算の中心である。 その方法として直接法と反復法があり、スパースソルバは直接法の1種である。
直接法は、反復法では収束しにくいような 悪条件の行列でも、解を安定に求めることが出来る。しかし、 計算時間が多大なために並列化が行われている。だが、複雑な問題では 効率の良い負荷分散が困難である。 そこで本研究は、より効率の良い並列スパースソルバの開発を目的とする。
今回の発表では、スパースソルバの4ステップ、