そこで実内視鏡像と仮想化内視鏡像との類似度を指標としたさまざまなカメラ動き推定
手法を開発してきた。
しかし、実内視鏡のレンズ歪みがカメラ動き推定手法において根本的な問題であった。
これは、実内視鏡のレンズ歪みによる実内視鏡像と仮想化内視鏡像との間の重大な差
異
が推定処理に悪影響を及ぼすためである。
そこで我々は動き推定処理に用いる画像に対して、歪曲の度合いを同程度にする
レンズ歪み処理を適用した効果を予備的に検討して
きた。
本発表では、新たに開発した動き推定手法に対してレンズ歪み処理を適用し、従
来手法との結果を比較・検討した。