氏名 : 棚橋 祥夫 (280167199)
所属 : 土井研
題目 : 剛体粒子を含んだ流体のSPH法によるシミュレーション
概要 :
SPH(smoothed particle hydrodynamics)法は、主にこれまで天文学の分野における圧縮性流れの数値解析法として用いられてきた
(Gingold and Monaghan,1982; Monaghan,1988; Benz,1989)。
SPHでは流体を複数個の粒子の集合で表しそれらの粒子の位置にある広がりを持った重み関数を配置し、ある位置での物理量を全ての
粒子からの寄与の重ね合わせにより表現する。格子を用いない手法のため、任意の境界形状を取り扱えるように拡張することが用意である。
流体と同様に剛体や境界壁を粒子の集合で表すことで、流体中の剛体粒子の運動や境界壁の流動に与える影響を計算することができる。
また、各成分の間に化学的な相互作用を与えることで、自由表面や毛管現象への応用も考えられる。
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