計算理工学専攻設立の趣旨
スーパーコンピュータからパーソナルコンピュータまで、近年のコンピュータ技術の著しい進歩は、科学技術の大変革をもたらしつつあります。このため、新しい科学・工学原理の探求と種々のレベルのハードウェア・ソフトウェア開発の技術の開拓が、社会的に強く要請されるようになってきました。本専攻は、現実に起きる様々な複雑な現象のシミュレーションやモデル化の際に直面する基礎的課題の研究と、その解決のための数理的方法論の開発、ならびにコンピュータの多元的高度利用環境の開発を通して、こうした原理探求と技術開拓を行う能力をもった人材を養成するための教育・研究の場として設立されました。 |